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よくあるご質問にお答えします

"片付け"のQ&A(5件中 1-5件)

実家の片づけをするときに、遺品や仏壇などはどうするとよいでしょうか。

まずは家族みんなで話し合い、片付けることに対して同意を得ておきましょう。
自分で片付ける場合は、アルバムや思い出のものなど、残すものを決めてから始めましょう。遺品、特に仏壇や神棚などは引き取り先を考えて、事前にしっかり話し合うようにしましょう。
片付けは、専門の業者に委託する方法もあります。費用は掛かりますが、人手がかかることでも事務的に行うので時間をかけずに片付けることができます。遺品を整理することに罪悪感を覚えるという場合には、専門の業者に委託するのも一手です。

1人暮らしで終活が気になっています。事前準備すべきことを教えてください。

最初に段階的に持ち物整理をしましょう。生活環境や年齢とともに不要になるものも多いと思います。気力や体力があるうちに大きなものは片付けましょう。
次に、これから30~40年後まで見据えた自分の未来年表を作成します。終の住処のイメージ、認知症になった場合の後見人、自分が亡くなった後にやって欲しいこと、自宅などの財産を受け継いで欲しい人などを書き留めておき、状況や必要に応じて依頼したい人に伝えておきます。
併せて、環境や状況は変化するため、これらの記録を数年ごとに見直すことも大切です。

箪笥等が残ったままで空き家となっている住まいを活用したいです。活用方法を一緒に考えてくれる相談先等があれば教えてください。

自治体によって、空き家バンクなどの空き家相談窓口があります。
空き家バンクとは、空き家を活用したい人と、借りたい、購入したい人をマッチングする制度です。自治体によって要件が異なりますが、家具付きでも賃貸可能な地域もありますので、一度相談してみましょう。

老後を快適に過ごすために、自宅を片づける場合の注意点・方法を教えてください。

年齢とともに段階的に片付けてみましょう。
子どもが独立したタイミングや仕事を退職した時など、生活の大きな転換点では不要になるものが多く出てくるものです。体力的に体が動くうちに一度大きな片付けを行います。
暮らしていくうちにまた、物は増えるので数年後に再び、といった具合に暮らしを見直しながら必要なもの、大切なものは何かを考えながら片付けていきましょう。
また、物を片付けるタイミングで、保険の見直しやお墓やお寺のこと、財産の確認など自分を取り巻く様々なことについてもその時々で見直し、考えの整理や記録をしておくと将来、子供達などに引き継ぐ時に気持ちを伝えやすいと思います。

高齢の親の住まいを片づけたいです。気持ちよく片づけてもらうための注意点・方法を教えてください。

災害時に安全になることを理由に説明すると、片付けることに同意を得られやすいのではないでしょうか。
就寝する部屋の上部にはできるだけ物を置かないほうが地震の時に安全であること、阪神淡路震災では家屋倒壊より家具が倒れて被害にあった人のほうが多かったことなど、実際に片付いた住まいのほうが安全で安心であることを伝えてましょう。
また、単純に処分したり廃棄したりすることは避け、リサイクルに出したり、使ってくれる人に譲るなど、物を無駄にしない方法を選ぶと気持ちよく片付けに協力してもらえることが多いようです。

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