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よくあるご質問にお答えします

"これからの暮らし"のQ&A(8件中 1-8件)

実家の片づけをするときに、遺品や仏壇などはどうするとよいでしょうか。

まずは家族みんなで話し合い、片付けることに対して同意を得ておきましょう。
自分で片付ける場合は、アルバムや思い出のものなど、残すものを決めてから始めましょう。遺品、特に仏壇や神棚などは引き取り先を考えて、事前にしっかり話し合うようにしましょう。
片付けは、専門の業者に委託する方法もあります。費用は掛かりますが、人手がかかることでも事務的に行うので時間をかけずに片付けることができます。遺品を整理することに罪悪感を覚えるという場合には、専門の業者に委託するのも一手です。

高齢の親の住み替え先を探しています。どのような住み替え先がありますか。

住み替え先の候補には高齢者施設や高齢者住宅があります。
介護が必要な場合は特別養護老人ホームや有料老人ホームなど、自立した生活が可能であればサービス付き高齢者向け住宅などが挙げられます。ただし、施設によって介護度が高くなると退去が必要な場合もあるので、状況に応じて転居が可能な運営体制を選ぶと良いでしょう。
なお、サービス付き高齢者向け住宅は賃貸のため、毎月の賃貸費用が必要です。一方、有料老人ホームは介助や介護が手厚いほど入居時の費用が高くなります。いずれの場合も、事前の情報収集や比較検討が必要です。

1人暮らしで終活が気になっています。事前準備すべきことを教えてください。

最初に段階的に持ち物整理をしましょう。生活環境や年齢とともに不要になるものも多いと思います。気力や体力があるうちに大きなものは片付けましょう。
次に、これから30~40年後まで見据えた自分の未来年表を作成します。終の住処のイメージ、認知症になった場合の後見人、自分が亡くなった後にやって欲しいこと、自宅などの財産を受け継いで欲しい人などを書き留めておき、状況や必要に応じて依頼したい人に伝えておきます。
併せて、環境や状況は変化するため、これらの記録を数年ごとに見直すことも大切です。

借家住まいです。将来を考えて、家を買うほうがよいでしょうか。

借家の場合は、転居しやすく自由度が大きい反面、毎月の家賃が必要であり、高齢になると借りにくく不安になることがあります。
一方、持ち家の場合は、気軽に転居しにくい、自分でメンテナンスをしなければならない、借り入れをする場合はその返済があるといった面があります。その一方で、安心して住み続けることができ、資産にもなるという安心感があります。
現在の年齢や家族状況を踏まえて、またこれからどのように暮らしていくかといったライフプランを描いた上で、どちらが希望する暮らし方に合っているのかを考えてみましょう。

老後を快適に過ごすために、自宅を片づける場合の注意点・方法を教えてください。

年齢とともに段階的に片付けてみましょう。
子どもが独立したタイミングや仕事を退職した時など、生活の大きな転換点では不要になるものが多く出てくるものです。体力的に体が動くうちに一度大きな片付けを行います。
暮らしていくうちにまた、物は増えるので数年後に再び、といった具合に暮らしを見直しながら必要なもの、大切なものは何かを考えながら片付けていきましょう。
また、物を片付けるタイミングで、保険の見直しやお墓やお寺のこと、財産の確認など自分を取り巻く様々なことについてもその時々で見直し、考えの整理や記録をしておくと将来、子供達などに引き継ぐ時に気持ちを伝えやすいと思います。

高齢の親の住まいを片づけたいです。気持ちよく片づけてもらうための注意点・方法を教えてください。

災害時に安全になることを理由に説明すると、片付けることに同意を得られやすいのではないでしょうか。
就寝する部屋の上部にはできるだけ物を置かないほうが地震の時に安全であること、阪神淡路震災では家屋倒壊より家具が倒れて被害にあった人のほうが多かったことなど、実際に片付いた住まいのほうが安全で安心であることを伝えてましょう。
また、単純に処分したり廃棄したりすることは避け、リサイクルに出したり、使ってくれる人に譲るなど、物を無駄にしない方法を選ぶと気持ちよく片付けに協力してもらえることが多いようです。

定年後に、趣味を楽しむ場として、地方にもうひとつ住まいを確保し、2地域居住を考えています。準備すべきことを教えてください。

2地域にそれぞれ家を持つ場合は、固定資産税などの税金や維持管理コストが各々の家で必要となります。一方または2軒とも賃貸の場合はそれぞれ毎月家賃が必要です。今のうちから、定年後30年以上に渡って、将来どのように暮らしたいのか、ライフスケジュールを作成してみましょう。
また、加齢により2地域居住が難しくなった場合、どちらか一方は高齢期に住みやすい環境であるかどうか、などもチェックしておきましょう。その際に、もう一方の家をどうするのかを想定し、売却する、賃貸にする、または生前贈与するなど、想定に応じて事前に準備しておく必要があります。

定年後に、環境の良い地方への住み替えを考えています。メリットとデメリットを教えてください。

メリットは、住み替えにより、環境の良い新しい場所で身も心もリフレッシュして、新鮮な暮らしをスタートできるところです。一方デメリットは、その新しい環境にうまく溶け込めない、コミュニティの輪を広げられないなどにより、ストレスを感じることもあるかもしれないことなどが挙げられます。
まずは、住み替える前に希望する地域に何度も足を運んでみると良いでしょう。可能ならば、一時的に週末だけ実際に暮らしてみたり、その地域の活動に参加してみるなど、お試し期間を設けると良いでしょう。さらに、車が運転ができない時や緊急で病院に行かなければならない時といった突発的な場合のことも想定して調べておきましょう。

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